春燈鎌倉句会

指導者 三上程子先生の今月の一句と句会のご案内

春の雪 2024・2

たはむれに降りゐてつもる春の雪 程子

はらはらと降っていた雪が、おやまあ、こんなに積もっている。春になったのに本気を出して降っている。

俳人協会刊:自註現代シリーズ『三上程子集』)

★句会案内 *体験・見学大歓迎! 変更注意‼

日時:2月13日(火)13時~ *12時開場 

会場:藤沢南市民図書2館(湘南GATE6階)

指導:三上程子

投句:6句(兼題・席題含)

   10日までに事前投句

兼題:水温む

席題:12時過ぎに会場・ラインにて発表

★吟行会

日時:2月27日(火)

吟行地:鶴岡八幡宮

集合:10時半 鎌倉駅八幡宮

句会:13時~ 於・大路ビル

【こぼれ話】

今月の俳人協会のカレンダーに荒井慈さんの次の句が掲載されています。〈近江の海ビュッフェの線の魞を挿す〉。琵琶湖に春を告げる風物詩である魞を挿す風景に、線の画家と言われるベルナール・ビュッフェを重ねたのは、近江出身の慈さんならでは視点でしょうか。故郷を離れて暮らす時間が長くなるにつれ、その風景はより鮮明に浮かびあがってくるのにちがいありません。(N)

PHOTO BY NOE 鶴岡八幡宮にて