はまなす 2024・7



はまなすや海に夕日の道を濃く 程子
水平線へ日が落ちてゆくとき、海にキラキラと眩しい一本の筋を作る。太陽の道だと素直に思った。(俳人協会刊:自註現代俳句シリーズ『三上程子集』)
★句会案内 *体験・見学大歓迎!
日時:7月16日(火)14時~ *開場13時
会場:鎌倉大ビル3F B教室 変更注意!
指導:三上程子
投句:6句(兼題・席題含)
事前投句:7月13日(土)必着
兼題:眉
★吟行会
日時:7月9日(火)
集合:10時30分 JR鎌倉駅東口
吟行地:妙本寺
★連絡先
shuntokamakura@gmail.com
【こぼれ話】
♦玫瑰を見たのは北海道、その鮮やかなピンクに目を引き付けられました。今回の写真は横浜句会の木下光代さんから。同じ三上先生のご指導の下、横浜句会とは交流も深く、両句会で指導を受けている人や鎌倉の吟行会に参加されている人も少なくありません♦ちなみに横浜句会は第4週の金曜日です。ご興味のある方は、上記連絡先までお問合せください。(N)
PHOTO BY MITUYO 玫瑰(はまなす):浜梨(はまなし)
ジャパニーズローズとも言われる落葉低木で、関東以北の海浜に自生する。香りの高い単弁ピンクの花をつけるが、園芸種として重弁のものや白もある。赤く熟した甘い香りの果実が梨に似ているので「浜梨」とも呼ばれる。
菖蒲 2024・6


白菖蒲独りはひとを傷つけず 程子
(『積木の家』昭和49~50年)
人に傷つけられた悲しさか、傷つけてしまった悔恨か、凛と立つ菖蒲の花の白さに、さみしい矜持が見て取れる。二人の間はきっと時が解決してくれたにちがいない。(N)
★句会案内 *体験・見学大歓迎!
日時:6月18日(火)14時~ *開場13時
会場:藤沢市民南図書館(ODAKYU湘南GATE6階)
指導:三上程子
投句:6句(兼題・席題含)
事前投句〆切:6月15日(土)必着
兼題:甘酒
★吟行会
日時:6月11日(火)
吟行地:極楽寺
【こぼれ話】
5月30日に行われた第2回俳人協会神奈川県支部俳句大会は、事前投句・当日投句ともに井手浩堂さんが大活躍、他にも程子先生、乃映さん、寛子さん入選おめでとうございました♦5月19日NHK俳句で乃映さんの〈月光のぬめる穴子をつかみけり〉が紹介されました♦鎌倉句会は伝統的にチャレンジ精神の気風が強く、多くのメンバーが様々な全国大会や総合誌で作品をとりあげられてきました♦これからもどんどん新しい世界を広げていきましょう。
PHOTO BY NOE 明月院にて
6月の鎌倉と言えば紫陽花。その代表とも言える明月院ではこの時期、裏庭の菖蒲園が解放されます。この日はなんと菖蒲の風に染まったような瑠璃蜥蜴が現れ、しばし楽しませてくれました。
母の日 2024・5



母の日や母といふ字を丁寧に 程子
厳しい母だったが教えられることはいっぱいあった。亡くなって思うこと多々。
(俳人協会刊:自註現代シリーズ『三上程子集』)
★句会案内 *体験・見学大歓迎!
日時:5月21日(火)14時~ *開場 13時
会場:鎌倉大路ビル3階
指導:三上程子
投句:6句(兼題・席題含)
事前投句:5月18日(土)必着
兼題:頤(おとがい)
★吟行会 *千葉大会プレ吟行
日時:5月22日(水)
集合:11時 京成稲毛駅
吟行地:稲毛駅界隈
句会:なし
【こぼれ話】
♦今月の俳人協会カレンダーに〈神輿来てここも神田と知りにけり〉の宮崎洋さんの句が掲載されています。日本三大祭と言われる神田祭、町中にあふれる神田祭の熱気が伝わってきます♦観光客であふれる黄金週間が終わると、千葉大会、俳人協会神奈川支部大会と5月はイベントが続きます。今年の夏も暑くなりそうです。(N)
PHOTO by NOE
鎌倉で唯一の尼寺である英勝寺。白藤が終わり黄金週間になると、普段は閉ざされている総門が開き、その前に寒念仏の姿をした鬼が現れます(普段は受付の奥)。子どもの夜泣きや雷除けにご利益があるとか。それにしてもなんともユーモラスなお顔。
沈丁花 2024.3


沈丁や分別あらば恋終はる 程子
恋は盲目と言うように、分別が過ぎれば面白くも何ともなくなる。
(俳人協会刊:自註現代シリーズ『三上程子集』)
★句会案内 *体験・見学大歓迎!
日時:3月19日(火)13時~
会場:鎌倉大路ビル3階*変更注意!
指導:三上程子
投句:6句(兼題・席題含)
事前投句:3月16日(必着)
兼題:「手」
★新年会
日時:3月19日(火)11時半~
場所:銀座アスター鎌倉賓館
★吟行会
日時:3月12日(火)
吟行地:妙本寺界隈
句会:13時~ 於:大路ビル
【こぼれ話】
♦2月23日・24日、三上程子先生が活動される朗読サロン〈ひととき〉の公演が開催されました。演目は『”手”をめぐる四百字』『手をめぐる四百字Ⅱ女たち』をもとに構成されたもので、先生は時実新子の「たばこを挟んだ指」を朗読。〈手が好きでやがてすべてが好きになる 新子〉の冒頭句からもうすっかり『有夫恋』モードにスイッチオン。手が描き出す人生の断章があまりにも豊かで悲しく愛おしく、改めて自分の手をながめてしまいました。♦そういえば三月の兼題は「手」。どんな手が描かれるのか楽しみです。
春の雪 2024・2


たはむれに降りゐてつもる春の雪 程子
はらはらと降っていた雪が、おやまあ、こんなに積もっている。春になったのに本気を出して降っている。
(俳人協会刊:自註現代シリーズ『三上程子集』)
★句会案内 *体験・見学大歓迎! 変更注意‼
日時:2月13日(火)13時~ *12時開場
会場:藤沢南市民図書2館(湘南GATE6階)
指導:三上程子
投句:6句(兼題・席題含)
10日までに事前投句
兼題:水温む
席題:12時過ぎに会場・ラインにて発表
★吟行会
日時:2月27日(火)
吟行地:鶴岡八幡宮
句会:13時~ 於・大路ビル
【こぼれ話】
今月の俳人協会のカレンダーに荒井慈さんの次の句が掲載されています。〈近江の海ビュッフェの線の魞を挿す〉。琵琶湖に春を告げる風物詩である魞を挿す風景に、線の画家と言われるベルナール・ビュッフェを重ねたのは、近江出身の慈さんならでは視点でしょうか。故郷を離れて暮らす時間が長くなるにつれ、その風景はより鮮明に浮かびあがってくるのにちがいありません。(N)
PHOTO BY NOE 鶴岡八幡宮にて
正月 2024・1
正月のかほして並ぶ雀かな 程子
元日の朝窓を開けると、庭に雀が並ぶようにいて、まるで御慶を申しに来ているようだった。その雀もここのところ見なくなった。
(俳人協会刊:自註現代シリーズ『三上程子集』)
★句会案内 *体験・見学大歓迎!
日時:1月16日(火)13時~*12時開場
会場:藤沢南市民図書館(湘南GATE6階)
指導:三上程子
投句:6句(兼題・席題含)
12日までに事前投句
兼題:「今」または「今年」
席題:12時過ぎに会場・ラインにて発表
★吟行会
なし
PHOTO BY NOE
庭に雀や目白など、小鳥が次々にやってくるのですが、なかなか写真に収めることができません。これは江ノ電江ノ島駅、車止めにいるピコリーノです。いつもかわいらしい手編みの洋服を着ています。2022年の江ノ電120周年記念イベントとして「江のピコ編み物グランプリ」も行われたほどです。
掲句発表のあと、「正月のかおした○○」という小さなブームがあって、猫やら鴉やらが多数登場しました。みなさんの近くで「正月のかおした○○」がいればぜひラインで写真を送ってください。

鎌倉ではちょっと嫌われ者の台湾りす。心優しい女主人に救われて、今年の福の神になるそうな。正月の顔して柚子をかじりにきています。(By Suzue)
落葉 2023.12
叱られたやうに落葉のかたよれり 程子
落葉は大方隅にかたよってちぢこまっている。どう見てもたのしそうではない。
(俳人協会刊:自註現代シリーズ『三上程子集』)

★句会案内 *体験・見学歓迎!
日時:12月19日(火)13時~*12時開場
会場:藤沢市南市民図書館(湘南GATE6階)
指導:三上程子
投句:6句(兼題・席題含)
*投句方法はお問い合わせ下さい
兼題:駅をテーマに
席題:12時過ぎに会場・ラインにて発表
★吟行会
日時:12月16日(土)
集合:地下鉄元町・中華街駅改札6番出口
吟行場所:港の見える丘公園
句会:13時~ 大佛次郎記念館会議室
★連絡先 浅木まで
shuntokamakura@gmail.com
0467(31)8153
【こぼれ話】
♦俳人協会神奈川県支部が発足し、5月に第1回の俳句大会が開催されました。鎌倉句会からは程子先生、浩堂さん、宏子さん、ノヱさんが入選されましたが、とりわけ高評だったのが宏子さんの〈聖樹から聖樹へ試歩の廊下ゆく〉でした。一昨年末入院されたときの実体験をそのまま句にしただけと、本人はおっしゃっていましたが、この時期になると口についてでてくるような、心に沁みる句です。聖樹の明りは心細かった宏子さんの小さな目標となり、その一歩一歩が回復の足どりとなったのですね。心に聖樹の明りが欲しいと思うのは私だけでしょうか♦来年から吟行会が第2火曜日に変更になります。
photo by NOE
紅葉は秋の季語ですが、鎌倉の紅葉が一番美しいのは12月の第1週頃です。今年は暑さがつい最近まで続き、さてどうなるのやら。ただ台風が少なく例年になく潮傷みが少ないため、さぞ美しい色合いが楽しめると期待しています。